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側弯症があってもスポーツを続けていい?|運動するときに確認したい身体のサイン

「側弯症があるけれど、ゴルフやテニスを続けても大丈夫?」

「身体をひねる運動は、背骨への負担が大きいのでは?」

「運動した翌日に腰や背中が張ると、側弯が進んだのではないかと心配になる」

「年齢も気になるので、そろそろ運動を控えた方がよいのだろうか」

大人になってから側弯症を指摘された方や、若い頃から側弯症がある方の中には、スポーツとの付き合い方に迷う方もいます。

側弯症があるという理由だけで、すべてのスポーツを一律にやめる必要があるとは限りません。一方で、痛みやしびれが強い場合、身体の状態が以前と変わってきた場合などは、運動を続ける前に確認が必要です。

この記事では、「どの競技なら大丈夫か」ではなく、スポーツ中から翌日まで、身体のどの変化を見ればよいのかという視点から解説します。

側弯症があるからスポーツは禁止、とは限りません

スポーツは、側弯症そのものを治すための治療ではありません。

一方で、身体を動かすことは体力や筋力、バランスを保つことにつながり、日常生活を活動的に送るうえでも意味があります。

成長期の側弯症でも、特別な制限が必要な場合を除き、側弯症があるという理由だけで体育やスポーツを一律に中止する考え方ではありません。

大人の場合も、側弯症があるという理由だけで一律に運動を避けるのではなく、痛みやしびれ、これまでの経過、医療機関からの指示などを踏まえて判断することが大切です。

ただし、運動によって曲がった背骨が元に戻るわけでもありません。

運動をするか・しないかの二択ではなく、現在の身体に合わせて量や内容を調整する。

この考え方が基本になります。

「左右差のあるスポーツだから悪い」と決めつけない

ゴルフ、テニス、バドミントンなどは、身体をひねったり、一方の腕を多く使ったりするスポーツです。

そのため、「左右差がある競技は側弯症によくないのでは」と考える方もいます。

しかし、競技が左右非対称だからという理由だけで、側弯症が悪化すると一律に決めることはできません。

それよりも確認したいのは、実際にその競技をしたとき、身体のどこに負担が出るのかです。

例えば、

・ゴルフの後半になると片側の腰が重くなる

・テニスで踏み込んだ後に背中が張る

・ウォーキングでは最初は平気でも、距離が長くなると身体が傾いてくる

・運動後だけ片側の肩甲骨まわりが気になる

といった違いがあります。

同じ競技でも、身体の使い方や体力、競技時間、休憩の取り方は人によって違います。

「ゴルフだから悪い」「水泳なら安心」と競技名だけで判断しないことが大切です。

運動中だけでなく「帰宅後・翌朝」まで確認する

スポーツをしている最中は集中しているため、身体の疲れや張りに気づきにくいことがあります。

そこで見てほしいのが、運動後の変化です。

・プレーの後半になると腰や背中が重くなる

・帰宅後、座ってから立つと身体がこわばる

・翌朝まで片側の張りが残る

・以前と同じ運動量なのに疲れが抜けにくくなった

・運動の後に脚のしびれが出るようになった

このような変化があるからといって、すぐに「スポーツをやめるべき」という意味ではありません。

一方で、身体にかかっている負担量を見直す手がかりにはなります。

50代、60代、70代では、若い頃と同じ時間や強度でも、疲れ方や回復までの時間が変わることがあります。

以前どのくらいできたかではなく、**「今の身体で、翌日まで無理が残っていないか」**を見ることが大切です。

続けるために「準備・量・休み方」を見直す

側弯症がある方がスポーツを続けるとき、特別な運動をたくさん追加する必要はありません。

まず確認しやすいのは、運動前の準備、競技量、休憩の取り方です。

久しぶりに運動する場合は、いきなり以前と同じ時間や強度に戻さず、少ない量から身体の反応を見ます。

軽く歩く、肩や股関節をゆっくり動かすなどしてから競技へ入る方法もあります。

また、疲れてくるとフォームや身体の使い方が変わりやすくなります。

「あと少しだから」と続けるより、一度休んだ方が負担をため込みにくいこともあります。

運動後に左右差が気になるからと、強く身体をひねったり、痛みを我慢してストレッチしたりする必要はありません。

違和感が出たときは、何をしたとき・どこに・いつまで残ったのかを覚えておくと、身体の状態を整理しやすくなります。

痛みやしびれがあるときは「続けること」より確認を優先

運動後の軽い筋肉疲労と、医療機関での確認が必要な状態は分けて考える必要があります。

急に強い腰痛や背中の痛みが出た、転倒や衝突の後から痛みが続いている、脚に強いしびれや力の入りにくさがある、急に歩きにくくなった、排尿や排便に異常がある場合には、運動を続けるより医療機関への相談を優先してください。

また、「以前より身体の傾きが強くなった気がする」「側弯が進んでいないか確認したい」といった場合も、整形外科などでの診察や画像評価が必要です。

側弯の程度やコブ角の確認、手術後のスポーツ復帰時期などは整体院で判断するものではありません。

医療機関で経過を見ている方は、その指示を優先してください。

カイロプラクティック レギュレーターがスポーツをする方を見る視点

当院では、側弯症の背骨をまっすぐにしたり、施術によってスポーツ中の側弯の進行を防いだりすることを目的としていません。

スポーツを続けている方について重視するのは、競技名ではなく、その競技の「どの場面から」身体の使い方が変わるのかです。

例えばゴルフであれば、スイングだけを見るわけではありません。

ラウンド前半と後半で身体のひねり方に違いがないか、長く歩いた後に片側へ体重が偏っていないか、前傾姿勢から身体を起こすときに腰へ負担が集まっていないかなどを確認します。

テニスであれば、ラケットを振る動作だけでなく、踏み込みや切り返し、疲れてきた後の動きも見ます。

さらに、運動直後は平気でも帰宅後に張るのか、翌朝まで残るのかといった時間による変化も大切にしています。

施術が必要な場合は、年齢や症状、これまでの経過を確認し、必要に応じてアクティベーターを使用しながら、強い力を加えず身体の状態を見ていきます。

開院16年、身体の悩みを抱える方と接する中で大切にしてきたのは、「側弯症だから好きなことをやめる」と最初から決めないことです。

もちろん、無理を勧めることもしません。

ゴルフを続けたい、旅行先で歩きたい、仲間と運動を楽しみたい。そうした生活の目標も伺いながら、今の身体でどのような負担が起きているのかを一緒に整理します。

まとめ|側弯症があっても競技名だけでスポーツを諦めない

側弯症があるからといって、スポーツを一律にやめる必要があるとは限りません。

大切なのは、競技名だけで「良い・悪い」を決めるのではなく、運動の後半、終了後、帰宅後、翌朝まで身体の反応を見ることです。

以前より疲れやすい、片側だけ張りが残るなどの変化があれば、運動量や休み方を見直す手がかりになります。

一方、強い痛みやしびれ、力の入りにくさ、側弯の進行が気になる場合には、まず医療機関での確認を優先してください。

広島市佐伯区五日市のカイロプラクティック レギュレーターでは、単に「スポーツをやめる・続ける」で考えるのではなく、その方が続けたい活動と現在の身体の状態を照らし合わせながら確認しています。

著者情報

監修・執筆:吉田 賢史

カイロプラクター/社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士/介護支援専門員

カイロプラクティック レギュレーター院長

公開日:2026年9月13日

参考文献

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