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頭痛とデスクワーク・姿勢は関係する?|「良い姿勢を保つ」だけでは足りない理由

「パソコンに向かっていると、途中から頭が重くなってくる」

「姿勢が悪いせいだと思い、背筋を伸ばして仕事をしている」

「モニターを見続けた日は、目だけでなく首や頭まで疲れる」

「休日にはそれほど気にならないのに、仕事の日は頭痛が出やすい」

このような頭痛があると、「猫背だから」「姿勢が悪いから」と考える方もいるかもしれません。

確かに、長時間のデスクワークでは首や肩まわりを動かす機会が少なくなり、身体への負担が続くことがあります。

ただし、頭痛を一つの姿勢だけで説明することはできません。

大切なのは「正しい姿勢をずっと保てているか」ではなく、同じ姿勢がどのくらい続いているのか、画面や机は使いやすい位置にあるのか、途中で身体を動かす時間があるのかまで含めて考えることです。

今回は、デスクワークと頭痛について「姿勢が良い・悪い」だけでは分からない部分を整理します。

デスクワークで頭痛が気になるとき、姿勢だけを見る必要はありません

パソコン作業では、画面を見るために頭の位置をほとんど変えない時間が続きます。

入力作業に集中していると、気づかないうちに数十分、場合によってはそれ以上ほとんど同じ姿勢で過ごしていることもあります。

このとき首や肩だけでなく、目を使い続けることや、身体全体を動かす機会が少なくなることも考える必要があります。

例えば、モニターを見るために顔を少し上げ続けている。

ノートパソコンを見るために下を向く時間が続いている。

マウスが遠く、片側の腕を前へ伸ばしたまま使っている。

こうした小さな負担も、短時間なら気にならなくても、毎日の仕事で長く続けば身体の疲労につながる場合があります。

だからといって、「この姿勢が頭痛の原因です」とは判断できません。

頭痛そのものの特徴と、仕事中の身体の使い方を分けて確認することが大切です。

「猫背を直して背筋を伸ばす」だけでは解決しないことがあります

姿勢が気になると、胸を張って背筋を伸ばし、「良い姿勢を崩さないようにしよう」と意識する方がいます。

しかし、身体にとって必要なのは、一つの形を長時間守り続けることだけではありません。

背筋を伸ばした姿勢であっても、同じ位置のまま何時間も座っていれば、身体を支えている場所は休みにくくなります。

反対に、少し姿勢を変える、椅子に座り直す、立って別の仕事をするなど、身体の使い方が変わることで同じ場所への負担を分散できることがあります。

デスクワークでは、

「姿勢がきれいか」

よりも、

「一つの姿勢が長く続いていないか」

という視点も大切です。

頭痛が出るたびに「自分の姿勢が悪い」と考えすぎる必要はありません。

まずは仕事中に姿勢を変える機会がどの程度あるかを振り返ってみてください。

モニター・ノートパソコン・マウスの位置も確認してみましょう

同じデスクワークでも、使っている環境は人によってかなり違います。

大きなモニターを正面に置いている方もいれば、ノートパソコンを机の低い位置で一日中使っている方もいます。

画面が身体の正面からずれていれば、首を少し横へ向けたまま仕事を続けることがあります。

画面を見るために頭を大きく上げたり下げたりする位置になっていないかも確認してみてください。

また、マウスやキーボードが遠いと、腕を身体から離した状態が続きやすくなります。

ここで大切なのは、数センチ単位の「正解」を探すことではありません。

画面を見るために身体を無理に合わせていないか。

肩に力を入れたままマウスを操作していないか。

足が床につかず、身体を安定させにくくなっていないか。

仕事が終わるまで一度も座り方を変えていないか。

まずは現在の作業環境を、自分の身体に合わせられるところから見直してみましょう。

頭痛が出る時間より「どんな作業が続いていたか」を見てみる

頭痛が仕事中に起こると、「午後だから疲れが出たのかな」と時間帯だけに目が向きやすくなります。

しかし、同じ一日でも身体の使い方は作業内容によって変わります。

例えば、長時間キーボード入力を続ける。

オンライン会議で画面を見たままほとんど姿勢を変えない。

紙の資料とモニターを何度も見比べる。

細かい数字を確認するために画面へ顔を近づける。

マウス操作が続き、利き手側の肩や腕を同じ位置で使い続ける。

このように「デスクワーク」と一括りにしても、実際には首や目、腕の使い方が違います。

頭痛が気になるときは、何時に起きたかだけでなく、その前にどの作業を長く続けていたのかを振り返ってみてください。

「入力作業の後に気になる」「会議が続いた日は出やすい」など、自分なりの傾向が見えると、仕事中の負担を考える材料になります。

デスクワーク中にできるのは「完璧な姿勢」より小さく変えること

毎日の仕事で、常に理想的な姿勢を維持するのは現実的ではありません。

まずは仕事を止めない範囲で、同じ状態が長く続かない工夫をしてみてください。

例えば、

・一つの作業が終わったら一度椅子に座り直す

・電話をするときは可能なら立つ

・画面から目を離す時間をつくる

・コピーや書類整理など別の作業を間に入れる

・肩や首に力が入っていないか、ときどき確認する

といった方法があります。

「30分ごとに必ずこの運動をする」と厳密に決めなくても構いません。

長時間座ったままになっていることに気づいたら、一度立つ。

画面ばかり見ていたら少し離れる。

その程度から始めてもよいでしょう。

ただし、頭痛が強いときに無理に首を回したり、強いストレッチを行ったりする必要はありません。

デスクワーク中の頭痛でも、医療機関への相談を優先したい場合があります

仕事中に起こる頭痛だからといって、すべてが姿勢やパソコン作業によるものとは限りません。

次のような状態がある場合は、整体や姿勢の見直しより医療機関への相談を優先してください。

・突然起こった、これまでにない激しい頭痛

・以前とは明らかに違う頭痛が始まった

・ろれつが回らない、言葉が出にくい

・手足に力が入りにくい、動かしにくい

・見え方や意識に急な変化がある

・発熱や強い体調不良を伴っている

また、繰り返す頭痛によって仕事や日常生活への影響が大きくなっている場合も、一度医療機関へ相談しておくとよいでしょう。

頭痛の診断や、必要に応じた画像検査などは医療機関の役割です。

カイロプラクティック レギュレーターでは「仕事をしている姿勢」を具体的に確認します

カイロプラクティック レギュレーターでは、頭痛を診断したり、脳や血管などの異常を調べたりすることはできません。医療機関で行われる頭痛の治療に代わるものでもありません。

 

必要な医学的確認を受けた後も、デスクワーク中の首・肩の負担や頭痛が気になる方については、「猫背ですね」という一場面だけで身体を判断しないようにしています。

例えば、

モニターは身体の正面にあるのか。

ノートパソコンを長時間見下ろしていないか。

紙の資料を見るたびに首を同じ方向へ向けていないか。

利き手側でマウスを使う時間が長くなっていないか。

仕事中に椅子へ座り直したり、立ったりする機会があるのか。

こうした実際の作業環境や身体の使い方まで伺います。

身体についても、座った姿勢だけを切り取るのではなく、首や背中、肩甲骨、胸まわり、骨盤の動きや、座る・立つときの身体の変化を確認します。

施術では、年齢・症状・既往歴を確認したうえで、必要に応じてカイロプラクティック専用器具のアクティベーターを使用します。強い力を加えず、その日の身体の状態を見ながら進めます。

開院16年、身体の不調について相談を受けていると、同じデスクワークでも、使っている机や画面、仕事内容、身体を動かす頻度によって負担のかかり方は一人ひとり違います。

「姿勢が悪い」という一言で終わらせず、実際にどのように仕事をしているのかまで確認することを大切にしています。

アクティベーター(矯正器具)

骨盤矯正

まとめ|頭痛が気になるときは「姿勢を正す」だけで終わらせない

デスクワークでは、長時間同じ姿勢が続いたり、画面や机の位置に身体を合わせ続けたりすることで、首や肩などへの負担が続くことがあります。

しかし、「猫背だから頭痛が起きる」と一つの理由に決めることはできません。

仕事中の頭痛が気になる場合は、

・同じ姿勢がどのくらい続いているか

・どのような作業を長く続けた後に気になるか

・モニターやマウスの位置が身体に合っているか

・途中で立ったり姿勢を変えたりしているか

まで振り返ってみてください。

これまでにない頭痛や神経症状を伴う場合は、まず医療機関での確認が必要です。

広島市佐伯区五日市のカイロプラクティック レギュレーターでは、必要な医学的確認を受けた後もデスクワーク中の身体の負担が気になる方について、姿勢の形だけでなく、実際の作業環境や仕事中の身体の使い方まで確認しています。

「良い姿勢をずっと保たなければ」と考えるより、同じ姿勢や同じ作業が長く続いていないかを見直すところから始めてみてください。

著者情報

監修・執筆:吉田 賢史

カイロプラクター/社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士/介護支援専門員

カイロプラクティック レギュレーター院長

公開日:2026年9月11日

メデイア掲載

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