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自律神経の乱れでめまいが起こる?|ふわふわする症状と生活習慣との関係

「朝起きて立ち上がると、身体がふわふわする」

「歩いていると、床が揺れているように感じる」

「病院で大きな異常はないと言われたが、不安定な感覚が残っている」

「疲れや寝不足が重なると、めまいや頭のぼんやり感が強くなる」

「めまいだけでなく、首や肩のこり、動悸、眠りの浅さも気になる」

このような状態が続くと、買い物や運転、家事、外出など、これまで普通にできていたことにも不安を感じやすくなります。

当院でも、同じ「めまい」というご相談であっても、朝の立ち上がりで起こる方、スーパーの店内でふわふわする方、仕事や家事の疲れが重なる夕方に不安定になる方など、困っている場面は一人ひとり異なります。

めまいについて調べると、「自律神経の乱れが原因」と書かれていることがあります。しかし、めまいには耳の病気、脳や神経の病気、血圧の変動、貧血、薬の影響など、さまざまな背景があります。

そのため、最初から自律神経だけの問題と決めつけることはできません。

この記事では、めまいの感じ方の違い、自律神経との関係、日常生活で確認したいこと、医療機関への相談を優先すべき状態、整体院で行えるサポートについて解説します。

めまいには「ぐるぐる」「ふわふわ」「クラッとする」があります

「めまい」という言葉には、いくつかの異なる感覚が含まれています。

代表的なものには、次のような状態があります。

・自分や周囲がぐるぐる回っているように感じる

・船に乗っているように身体がふわふわする

・歩くと左右に揺れる、足元が安定しない

・立ち上がったときにクラッとする

・目の前が暗くなり、気が遠くなりそうになる

周囲が回るように感じるめまいでは、耳の奥にある、身体のバランスを感じる器官が関係していることがあります。

一方、ふわふわする、頭がぼんやりする、立ちくらみがするといった状態では、耳だけでなく、血圧、循環、神経、睡眠、疲労、薬の影響なども含めて確認する必要があります。

同じ「めまい」でも、症状が起こる姿勢、持続時間、頭を動かしたときの変化、耳鳴りや聞こえにくさの有無によって、考えられる状態は異なります。

自律神経とめまいにはどのような関係がある?

自律神経は、心拍、血圧、呼吸、発汗、体温調節、胃腸の働きなどを、意識しなくても調整している神経です。

例えば、座った状態や横になった状態から立ち上がると、重力によって血液が下半身へ移動します。

このとき、身体は自律神経の働きによって血圧や心拍を調整し、脳へ送られる血液を保とうとします。この調整がうまくいかない場合には、立ちくらみや目の前が暗くなる感覚が現れることがあります。

また、めまいが起きると、吐き気、冷や汗、動悸など、自律神経に関係する症状を伴うことがあります。

一度強いめまいを経験すると、「また起きたらどうしよう」という緊張が続き、身体の感覚に意識が向きやすくなる方もいます。その結果、ふわふわ感や不安定感を強く感じる場合もあります。

ただし、「自律神経の乱れ」という言葉だけで、めまいの背景を判断することはできません。

耳、脳、循環器などの病気が隠れていないかを確認したうえで、睡眠、疲労、緊張、生活リズムなどが影響していないかを考えることが大切です。

めまいが起こる背景は一つとは限りません

めまいは、複数の要素が重なって現れることがあります。

寝返りや起き上がり、上を向く、下を向くなど、頭の位置を変えたときに短時間の回転性めまいが起きる場合には、耳の奥にあるバランス機能が関係していることがあります。

耳鳴り、耳の詰まり、急な聞こえにくさを伴う場合には、耳鼻咽喉科での確認が必要です。

また、立ち上がったときにクラッとする場合には、血圧の変動、水分不足、食事量の低下、貧血、服用している薬などが影響している可能性もあります。

睡眠不足や疲労が続くと、頭がぼんやりする、集中しにくい、身体が不安定に感じるといった状態が強くなる方もいます。

さらに、人混み、スーパーの陳列棚、車の流れ、パソコン画面など、視覚から多くの情報が入る場面で、ふわふわ感が強くなる場合もあります。

このような状態を単に「気の持ちよう」と考えるべきではありません。

いつ、どこで、どのような姿勢や動作をしたときに起こるのかを整理することが、めまいの背景を考える手がかりになります。

50代から70代で確認したい身体と生活の変化

年齢を重ねると、耳のバランス機能、筋力、視力、関節の動き、血圧を調整する働きなどに変化が生じます。

血圧や睡眠などに関係する薬を服用する機会が増えたり、水分や食事の量が以前より少なくなったりすることもあります。

また、首や背中がこわばり、周囲を確認するときに首だけでなく身体全体を動かしにくくなると、目から入る情報と身体の動きが合いにくくなり、不安定さを感じる方もいます。

ただし、年齢だけでめまいが起きるわけではありません。

「年齢のせいだから仕方がない」と我慢するのではなく、いつから始まったのか、どのような動作で起きるのか、耳や頭の症状を伴うのかを確認することが大切です。

日常生活で記録しておきたいこと

めまいがあるときは、無理に動かず、まず転倒しないよう安全を確保してください。

症状が落ち着いているときには、次の内容を記録しておくと、医療機関へ相談するときにも役立ちます。

・ぐるぐる回るのか、ふわふわするのか

・いつ、どのような姿勢や動作で起きるのか

・症状は何秒、何分、何時間続くのか

・耳鳴り、難聴、頭痛、吐き気、しびれを伴うか

・睡眠、食事、水分、疲労、服薬との関係があるか

立ち上がるときは、いきなり動かず、いったん座った状態で身体の様子を確認してから立ちましょう。

めまいがある日に、自己判断で首を強く回したり、頭を大きく動かす運動を行ったりすることはおすすめできません。

めまいの種類に応じた運動やリハビリテーションについては、医師などの指導を受けて行うことが基本です。

めまいで医療機関への相談を優先したい状態

めまいの診断や、耳・脳・血管などの異常を調べることは医療機関の役割です。

特に、次のような場合は整体院よりも医療機関への相談を優先してください。

・突然、これまでにない強いめまいが起きた

・激しい頭痛や強い首の痛みを伴っている

・顔や手足のしびれ、力の入りにくさがある

・ろれつが回らない、言葉が出にくい

・物が二重に見える、意識がぼんやりする

・支えがなければ立てない、急に歩けなくなった

・胸の痛み、強い動悸、失神を伴う

・急な難聴や強い耳鳴りがある

・転倒して頭を打った後から症状がある

症状が繰り返す場合や、軽くても長く続く場合には、耳鼻咽喉科、脳神経内科、脳神経外科、内科などへ相談してください。

カイロプラクティック レギュレーターが確認すること

アクティベーター(矯正器具)

骨盤矯正

当院では、めまいの病名を診断したり、内耳、脳、血管などの病気を調べたりすることはできません。

医療機関で行われる検査や治療の代わりとなる施術でもありません。受診が必要と考えられる場合は、施術よりも医療機関での確認を優先していただきます。

そのうえで、検査後もふわふわ感が残っている方や、首・肩・背中のこわばり、睡眠の浅さ、呼吸のしにくさなどが重なっている方には、症状名だけで判断せず、生活の中で起きていることを詳しく伺います。

広島市佐伯区五日市で開院して16年、めまいに関するご相談を受けるなかで、同じ症状名でも、起床時、仕事中、外出時、疲れた夕方など、症状が出る場面は異なると感じています。

当院では、発症までの経過、医療機関の受診歴、服薬状況、睡眠、仕事、家事、食事、水分摂取などを確認します。

さらに、立った姿勢や歩き方、首・背中・骨盤の動き、筋肉の緊張、胸郭や呼吸の動き、身体を動かしたときの左右差などを総合的に見ていきます。

施術では、カイロプラクティック専用器具のアクティベーターを使用します。

強く押したり、無理に首や背骨を鳴らしたりせず、年齢、症状、既往歴、当日の状態を確認しながら、無理のない方法を選びます。

めまいそのものを施術で治すという考えではありません。

身体の過度な緊張や動きにくさ、生活の中で繰り返している負担を見直し、少しでも日常生活を送りやすい状態を目指してサポートすることが当院の役割です。

めまいによって困っている生活にも目を向けます

私はカイロプラクターとしてだけでなく、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士として、身体の不調によって外出や人との交流を控えるようになった方にも接してきました。

めまいでは、症状の強さだけでなく、

「一人で買い物へ行くのが怖い」

「転倒が心配で外出を控えている」

「家事の途中でふらつくことが不安」

といった、生活への影響を確認することも大切だと考えています。

年齢だけで判断せず、医療機関で確認すべきことと、身体や生活の中で見直せることを分けながら、その方にできる方法を一緒に考えます。

まとめ

めまいを自律神経だけの問題と決めつけないことが大切です

 

めまいには、ぐるぐる回る、ふわふわする、立ちくらみがするなど、さまざまな感じ方があります。

自律神経は、血圧や心拍などの調整に関係しており、睡眠不足、疲労、緊張などが症状に影響することもあります。

しかし、めまいをすべて「自律神経の乱れ」で説明することはできません。

まずは耳、脳、循環器などの病気が隠れていないか、必要に応じて医療機関で確認することが大切です。

検査後も不安定感が続き、首や背中のこわばり、睡眠の浅さ、日常生活での身体の負担が気になる場合には、姿勢、関節の動き、筋肉の緊張、呼吸、生活背景を見直すことも選択肢の一つです。

カイロプラクティック レギュレーターは、ベッド1台の完全予約制です。

周囲を気にせず、めまいが始まった経緯や、現在困っている生活場面についてお聞かせください。

医療機関との役割を分けながら、当院で確認できること、できないことを誠実にお伝えします。

※症状や施術後の経過には個人差があります。

※当院は医療機関ではなく、病気の診断、画像検査、薬の処方は行っていません。

著者情報

監修・執筆:吉田 賢史

カイロプラクター/社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士/介護支援専門員

カイロプラクティック レギュレーター院長

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